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ありがとう。

第2章 恋








気付いたらベッドの上に寝てた





『あっ・・・』




ベッドの横を見たら、渋谷さんが居てた





うそ・・・





あたしは、起こさんようにそっと起き上がった





渋谷「んー?」



『ごめんなさい・・・』



渋谷「おう。いけるか?お前、ほんま手ぇかかるなぁ」



『ほんま、ごめんなさい。あっ・・・仕事・・・』



渋谷「今日、日曜やで?」



『そっか・・・良かった・・・』



渋谷「寝とけ。」



『え?』



渋谷「隣の部屋で、死なれたらキモチ悪いやろ?」




『ごめんなさい・・・』



渋谷「無理すんなよ」




『はい・・・』




あたしは、ベッドに戻った




渋谷さんは、立ち上がり




「待っとけ」




そう言い残して、出て行った






しばらくしてあたしの部屋に来た





渋谷「おかゆ作ってみた。あと、コンビニで買うて来た」



『ありがとうございます。お金・・・』



渋谷「とりあえず、食え。ほんで寝ろ。」




『はい・・・』





あたしは、渋谷さんが用意してくれた食事を食べた




渋谷さんの優しさが嬉しくて、おかゆを食べながら



気付いたら泣いてた




渋谷「そんな不味かったか?すまん。料理せんから」



『違うんです・・・優しさが嬉しくて・・・』



そう言うと、突然抱きしめられた





渋谷「見てられへん。お前。」



あたしは、さらに泣いてしまった



涙が止まらんかった





落ち着いた頃



渋谷「すまん。俺、部屋戻るからなんかあった言えよ。」



『おって下さい。一人でおりたくない。』



気付いたらそう言って、渋谷さんの腕を掴んでた





渋谷「別にええけど・・・」






『あー。ごめんなさい。迷惑ばっかで・・・もう大丈夫ですから』



渋谷「大丈夫ちゃうやろー。ええよ。」








渋谷さんは、ずっとおってくれた




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