第1章 決意
今、わたしはすごく………もう、言い表せられないくらいに驚いて、感動している。
「さ、入って入って~」
もう、何がなんだかよく分からなくなってきたわたしは彼に背中を押され、そのまま中へと入っていく。
だって、理沙さんの家、すごく大きいんだもん。とても綺麗な木造建築のお家。古い感じは一切しない。とても、おしゃれ。
木で作られた壁に、大きな窓。
庭も広く、外から見ただけじゃ、よく分からないけど、わたしの住んでいたアパートの広さと同じ……いや、それよりももっと広い。
でも、正直意外だった。
有名なブランドのデザイナーさん、って聞いていたから、てっきり洋風な家に住んでいるのかと……。
でも、こんな家に住めるなんて夢見たい!
しかも、周りも大きな家ばかり……。
高級住宅街、っていうの?
すごい……。
もう、この一言しか出てこない……。