• テキストサイズ

→Guilty!←

第1章 決意


「そーそー!ライライは、文句いいながらも優しいんだぜ!」

『……そう……だったんだ……』


なんだ……。
嫌われてなんか、なかったのかな……。

「だからさ、別に気にすんなよ」

『え……?』

「誰もお前のこと、邪魔になんて思ってねえからさ」

ああ、気づかれてたんだ……。
律さんにはお見通しだったんだ……。

頭の後ろで手を組んで、わたしににかっ、と笑いかける。

「母さんだって、お前に会いたくて無理したんだし、ライライは照れ屋なだけだからな」

『ふふっ、そうなんだ?』

来さんが照れ屋……。

意外かも。

「おし!やーっと、笑ったな!」

『笑う……?』

律さんがわたしをじーっと見てから、ぐい、と距離を詰める。

「お前は、笑ってりゃいいの」

そう言って、わたしの両頬をぎゅっと、つねる。


『うん……。ありひゃと(ありがと)』
/ 26ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp