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【R18】狼彼氏(仮)

第10章 雨上がり


「星夜のこと…どう思ってます?」


「どう…ですか?」


「はい。

率直な意見で構いません。

あ、決して本人に告げ口しようなどとは思ってませんから、どうぞ遠慮なく」


「強引だと思います。

あと変態だし」


「ふはっ…確かにそうですね」


堪らず烈さんが吹き出した。


「でもあいつは良い奴ですよ。

ただ少し不器用なだけであって。

だからあいつのこと、嫌いにならないであげてくださいね」


「?はい」


烈さん、どうしてここまで会長のこと気にするんだろう。


「烈さんは会長のことどう思ってるんですか?」


「僕はそうですね…」


しばらく考えてから言葉を紡ぐ。


「強引で、俺様で、憎たらしい。

でも本当は素直になるのが下手なだけな、優しい奴だって思うよ」


序盤、散々な言われようだな。
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