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【R18】狼彼氏(仮)

第10章 雨上がり


「忘れものは大丈夫ですか?」


「はい、大丈夫だと思います。

けど送って貰うなんて悪いですよ」


今更ながら気が引ける。


「気にしなくても良いですよ。

僕が送りたいだけですから。

それに、もし帰り道で何かあったら星夜が黙ってませんからね」


と、苦笑する。


「会長が?」


「これ以上はタブーです」


シー…と人差し指を口に当て、片目を瞑る。


無自覚イケメンはこれだから困る。


それがどれだけ女子の心臓に悪いか、全く分かっていない。


「そのワンピース、似合ってますよ」


「あ、ありがとうございます」


いきなりの褒め言葉に顔が熱くなる。


「個人的に好きですよ。

その人に似合っているし、女性らしくて」


「そんなこと言われると流石に照れます」


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