第9章 凄く…ムラムラする
「そういうこと言って……。
男を煽るってどういうことか、教えてあげますよ」
ニッと片方の口角を上げ、怪しく微笑んだ。
普段とのギャップにキュンとする。
「僕は星夜と比べてテクはないですけど、持久力はありますから」
持久力⁉︎
「安心して身を委ねてくださいね」
フワッと髪を撫でられると硬直した身体が解れていくのが分かる。
「良い子ですね」
ふっと微笑まれる。
儚げな笑顔が愛しく感じる。
「大丈夫ですよ、全てを僕に任せてください」
耳元で優しく囁かれ、背筋にゾクゾクしたものが駆け抜ける。
「んっ…」
「その動き可愛い…悶えてる」
「かわい、く、な、いです」
「可愛いですよ、あなたは。
僕も星夜も一瞬で虜にするぐらいですから」
「そんなこと…」
「あなたを生徒会が受け入れた理由、星夜から聞きました?」
「聞いてませんけど」
「なら行為が終わったあと教えてあげますよ」