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【R18】狼彼氏(仮)

第9章 凄く…ムラムラする


コンコン。


ノックをし、お盆に緑茶の入ったコップを2つ乗せて部屋へと行く。


「お待たせしました」


「いえ!」


「緑茶で良かったですか?」


「はい、緑茶好きです」


ニコッと微笑む。


普段なら軽く流せるけど、今はその状況もあり凄く妖艶に見える。




平常心だ…!




「冷たくて美味しい」


ゴクゴクと喉に吸い込まれていく緑茶。


揺れる喉がなんともいえないセクシーさを醸し出している。


目に毒だ。


「ん」


飲み終えたらしく、氷とグラスのぶつかる音がした。


「烈さん熱でもあるんですか?

頬少し赤くなってますよ」


スッとしなやかな指先が頬に触れる。


「っ…」


「あ、ごめんなさい。

急に触っちゃって…」


「いえ、別に」


触れた箇所から月本さんの体温が伝わり、僕の熱を更に上げていく。


襲いたい、と本能が告げているのだ。
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