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【R18】狼彼氏(仮)

第9章 凄く…ムラムラする


バタン、と珍しく荒くドアを閉めた。


ドアに寄りかかり、下に座り込む。


「はぁ…反則でしょ」


バクバクと煩い心臓、下腹部に集まる熱、目を閉じても思い浮かぶ先程の情景。





肩口がズレ白い肌の見えた肩。


湯上りで蒸気した頬。


裾から覗く白くて細い生足。


掌まで覆い隠すような萌え袖。





全てが男子高校生の欲を掻き立てる。


「平常心にならないと」


コップに緑茶を出し、自分の分を一気に飲み干す。


喉を通る冷たい液体が火照った身体を冷やしていく。


「はぁ…どうしてあんなに…」


流石は星夜が手を出しただけはあるね。


色々な欲がグルグルと僕の中を駆け巡る。




「あまり遅いと不信がるよね」


平常心平常心、と呟きながら部屋に戻った。
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