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【R18】狼彼氏(仮)

第8章 雨と幸運


濡れてしまった衣服を手早く脱ぎ、乾燥機の中へと放り込む。


そしてバスルームへと脚を踏み入れた。


シャワーで身体を軽く温めたあと、湯船へと浸かる。


「お湯加減どうですか?」


「丁度良いです」


「良かった。

着替え置いておきますね。

自分部屋に居るので何かあったら言ってください」


「はい、ありがとうございます」


烈さんはやっぱり優しいな。


どっかの誰かさんとは大違い‼︎


こんなに優しい烈さんでも豹変したりするのかな。


だとしたら見てみたい。


烈さんの欲情した顔………あ、ダメだ。


のぼせちゃう。


クラッとして来たので慌てて湯船から上がる。


浴室を出て、タオルで身体についた水滴を拭う。


拭き残しがないように丁寧に。


そして丁寧に畳んで置かれている着替えに袖を通す。


白いTシャツは男物らしくブカブカで袖が長く、肩がズレてしまう。


下は細身の紺色ジーンズだ。
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