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【R18】狼彼氏(仮)

第7章 学ばないね


口を動かしながらも手は全く止めない烈さん。


「生徒会のメンバーってどうして2人だけだったんです?」


「問題を起こしたからですよ。

進路変更処分、要するに退学処分です」


「問題…」





「強姦だよ、それは」


「星夜、別にそこまで言わなくても。

というかいつから聞いてた?」


「さっきから」


「ご…⁉︎」


「そ、強姦。

1人だけ居た女子役員を男が数人がかりで襲った。

男は退学、女は転校。

残ったのは俺ら2人だけ」


「そ、そうだったんですか」


そんな理由があったとは…。


迂闊に聞いちゃいけなかったかな。


「星夜、何もそこまで…。

すみません、月本さん。

少し刺激が強過ぎましたか?」


「い、いえ…大丈夫です。

私も踏み入ったことを聞いてしまって申し訳ありません」


「謝る必要はねェだろ。

いずれは知ることだし、別に良いじゃねェか」
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