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【R18】狼彼氏(仮)

第7章 学ばないね


「烈さんはどうして生徒会に入ったんですか?」


「僕は…興味があっただけです。

自分の手で学校を動かしてみたい、みたいな」


と照れくさそうに頬を掻く。


烈さんはちゃんとした動機があるようだ。


「月本さんは?」


「私も興味ですかね」


「同じですね」


「はい」


「月本さんはどこ出身なんですか?」


「出身ですか?

県内ですよ」


「あ、いえ、そうではなくて…」


困ったように眉を下げた。


「出身中学です。

すみません、説明不足でした」


「あ、いや、全然!」


恥ずかしい‼︎


「私は東中です」


「東中ですか、僕と星夜は北中なんですよ」


「え、北中⁉︎

進学校じゃないですか、エスカレーターで行けるのに…」


「それでは面白くないじゃないですか。

幼等部から大学部まで受験がないんですよ?

クラス分けの試験があるぐらいで」


「クラス分け…ですか?」
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