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【R18】狼彼氏(仮)

第6章 意外な弱点


「遠慮しなくて良いよ」


ジリジリと会長に詰め寄る烈さん。


その顔には穏やかな笑みが浮かんでいる。


「無理矢理されるってどういうことか、教えてあげるよ」


「わっ、バカ!」


ダンッ、と壁へと押しやられた会長。


こちらから見ると烈さんが会長に迫っているみたいだ。


うん、これはこれで萌える。


「テメ、見てんじゃねェ」


「こいつ、案外敏感なんですよ。

だから普通の男より感じやすい。



人前では絶対に抜かないんです」


背を向けたまま説明してくれる。


「敏感だからこそ…」


「ひっ…」


「ちょっとした刺激で声が漏れてしまう」


布越しに優しく触れた。


「烈、お前ヤメロ」


「どうして?

抜かないとキツイでしょ?」


初めて見る、烈さんの意地悪な一面。


なんかキュンと来る、このギャップ!


「ヘンタイ女、興奮してんな」


今は何を言われても気にならない。


だって全てが虚勢に聞こえるから。
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