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【R18】狼彼氏(仮)

第5章 嘘1つにつき…1回な


「出来るものならどうぞ?」


「言ったな?」


ニヤリと笑みが濃くなる。


それはもう、真っ黒だ。


「俺を挑発するとは、お前もMだな」


「そんなんじゃありません」


「どうだか」


ふっと生暖かい息を耳に吹きかける。


左手と自身の身体を使い私を後ろから拘束し、右手は器用に私の制服の中へと入り込む。


お腹の方から、焦らすように、くすぐるように柔らかく繊細なタッチで。


「くすぐっ…たい」


「そりゃな。

お前感度イイからこんなことでも感じんだろ?」


「別に?」


「イジメられんのが好きなんだな」


人差し指でおへそをくすぐる。


「んっ…」


脇腹を5本の指でなぞる。


指が通る度に私の身体はビクビクと震える。


「くすぐったいって、ば」


脇腹にあった指がズレ、背中へと回る。


腰の辺りから肩甲骨にかけて、背骨に沿って行ったり来たりする。


脇腹の時とは違うゾワゾワとした感覚が私の身体を支配していく。
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