第3章 絶対服従
「会長はどうして生徒会に入ったんです?
それも生徒会長に」
「あ?んなモン決まってんじゃん」
学校を良くしたいから、とかかな。
きっと最初はそういう純粋な動機で…。
「モテっから。
あとここ密室な上に防音機能優れてんじゃん。
そういうことすんのに便利だから」
ですよねー。
この人が真面目な理由で生徒会に入るだなんて、少しだけでも思った私がバカだった。
「お前は?」
「単純なる興味です」
「へー。
組織内でエッチなことシてんじゃねェかって?」
「ち、が、い、ま、す」
1つ1つの言葉をはっきり言う。
「素直じゃねェのは知ってるから」
「これは本音です!」
「これはってことは誤魔化してたこともあるんだろ?」
「う…」
「俺に口で勝とうなんて100年早ェ」
「うぅ…悔しい」
「悔しけりゃ技術磨きな、色んな技術」
「い、色んな?」
「何変な妄想してんの?ヘンタイ」
「してませんっ」