第3章 絶対服従
翌日の放課後。
「美織、コーヒー」
「どうぞ」
「おい、砂糖忘れてる」
「すみません」
角砂糖の入ったコップを机に持っていく。
「この書類回しとけ。
あ、こういうのは命令に入んねェからな」
「…分かってますよ」
惜しいことをした。
「俺がする命令は基本エッチなことだからな」
「え…」
「ま、せいぜい頑張れよ。
処女の癖に感じまくった淫乱美織ちゃん?」
「余計なお世話ですっ」
「お前本当反応面白ェのな。
いちいち焦っちゃって」
ケラケラと笑う。
「人をからかう前に仕事してください、仕事を。
もうこんなに溜まってるじゃないですか」
「それは烈が居ねェからだ。
あと溜まってるとか言うな、エロイ」
「どんな脳してんですか!」
「普通の脳だけど?
これからそういうのを思わせる言葉は禁止な、1つ使うごとにペナルティ」
「え…」