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【R18】狼彼氏(仮)

第16章 連れ去りたい


「や…お願い……」


手脚をバタつかせ、逃げようとする。


だがそれも力の抜けた身体では可愛いものでしかない。


「美織さん…好きです」


腰を押し、自身を進ませた。


「んっ…や…やだ、やだよ…」


「ダメ…僕だけを見て」


やっぱり経験ないだけあって反発力が凄いな…。


もう少し力を強めようと腰を掴んだ。


「助け……」


ツー…と美織の瞳から一筋涙が溢れ落ちた。



















「へーぇ、随分と楽しそうなことしてんじゃん」


「!星夜」


「かいちょ……」


コツコツと足音を立てて近づいて来る。


「美織泣いてんじゃん。

これヨガッて泣いてんの?

それとも嫌がってんの?」


美織さんの涙を指で拭いながら問いかけた。


「嫌がる女を無理矢理犯すなんて、あいつらと同じことしてどうすんだよ、烈。

お前まで俺のこと幻滅させんのか?

ソレ…抜けよ。

そんで一旦この場離れて冷静になれ」


「星夜…」
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