第16章 連れ去りたい
そんなところを舐められているだなんて、凄く恥ずかしい。
でも気持ち良過ぎて、止めるに止められない。
もっと…って思っちゃう。
「ぁんん…ふっ…ぅぅ…」
「クス…気持ち良さそうな声…。
どうですか?
気持ち良いですか?」
「気持ち…いです」
「良かったです」
「っあ…んん…んんん…んっ…ん」
「イキそう?」
「んっ、う、ん…イッちゃ…」
「良いよ、イッて?」
「あっ、んっ、んんっ、んんんんっっ……」
強張った身体が大きく跳ねると、クタリと大人しくなった。
荒い呼吸のまま、声をかける。
「気持ち良かった…です」
照れながらも素直に告げる美織さんが可愛くて。
「また…イカせたくなっちゃいました」
満足しかけていた気持ちが引き戻された。
「え?まっ、まだ、イッた…ばっかだから……」
「すみません、止まらないです」
これじゃあ星夜を注意なんて出来ないな。
と、心の中で苦笑した。