第16章 連れ去りたい
「大丈夫ですか…?
痛い?冷たい?」
「大丈夫…です」
「そっか、それなら良かったです」
「え?ちょ、烈さん⁉︎」
スカートの中に手を入れ、下着を脱がそうとしていた。
「濡れてしまったら、あとで気持ち悪いでしょう?」
「そ、それはそうですけど…。
流石に恥ずかし過ぎます…!」
「そんなこと言われても、もう脱がせてしまいましたから」
ニコッと微笑む。
「美織さんは、黙って感じててくれれば良いんですよ。
ほら、力抜いて?」
優しくなった声のトーンに思わず身体の力を抜いてしまった。
「そう」
「あっんっ…んん…」
下腹部から感じた刺激に、思わず声が漏れてしまったが、慌てて口を塞いだ。
「んんん…ふっ…うぅ…っ」
ナカを掻き回すのとは違い、優しい刺激だけど…でも凄く気持ち良い。
何も考えられなくなる。
こんなの…感じたことない…。
「んんぅ…っふ……な、に…?」
「僕の舌ですよ」
「ひゃ…そこ…喋んないで…ぁ…」
振動が伝わり、身体が更に震える。