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【R18】狼彼氏(仮)

第15章 教えてあげましょうか


「あの、烈さん…」


「はい」


「烈くん、ごめん、ちょっと」


本題を話そうとしたら、先程の女性の先輩が烈さんに声を掛けた。


「今?」


「そう、ごめん」


「分かった。

月本さん、申し訳ないんですけど少しここで待っていて貰っても良いですか?」


「あ、はい!

大丈夫です」


「すみません」


烈さんが教室に戻り、1人廊下に取り残される。


周りからの視線が少し痛い。


「烈くんに告白ぅ?」


「!」


先程廊下で断られた栗色の髪の先輩が声を掛けてくれた。


「ち、違います!」


「そうなの?

てっきり告白なのかと…」


「生徒会の資料を届けに来ただけで…」


「あー、そっか!

納得!」


それだけ言うと、教室に戻って行った。


なんでこう、先輩って綺麗な人が多いんだろう。


私も3年生になったら綺麗な人になれるのかな。


「すみません、お待たせしました。

もう大丈夫です。

ここだと何かと騒がしいですから、移動しましょう」


「分かりました」
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