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【R18】狼彼氏(仮)

第14章 プールサイドは走っちゃいけません!


「星夜さん…泳げるんですか……」


「お前バカにしてるだろ」


「してないしてない!」


「烈よりは運動神経劣るけど、それでもそこらのヤローよりは上だ」


「喧嘩売った…」


「事実だ。

で?どうすんだ?」


「べ、別に泳げなくても問題ないもん…」


「一生カナヅチなのな。

まぁ、お前がそれで良いなら止めねェけど。

少なくとも烈は努力せず諦めるヤツを好かねェぞ?」


「!や、ります」


「烈の名前出しゃやんのかよ…。

ほんと……妬くっつーの…」


「星夜さん」


「なんだ?」


「よろしくお願いします」


「…あぁ。

精々泣くなよ、俺は泣き虫は嫌いだ」


「泣かないもん!

それに烈さんの為とか、そんなんじゃない、からね…?」


「分ーってるよ。

じゃあとりあえず直すところ考えるから、まず泳げるところまで泳いでみろ。

なんの泳ぎ方でも良い。

自分が1番得意な泳ぎ方で」


「うん」
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