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【R18】狼彼氏(仮)

第13章 堪んねェ...イイ身体


「ダメです」


「ちっ、分かったよ。

分かったからそんな顔すんなよ」


はぁ、と溜め息を漏らす星夜さん。


「初めては好きな人としたいんです」


「おーおー、純情だな。

で?」


「はい?」


「肝心の好きなやつは、居るのかよ?」


「え?

そ、それは内緒ですよ!」


「まさか本当に烈とか言うんじゃねェだろうな。

だとしたらシメる」


「だからちょっと気になってる程度ですってば!」


「ふーん?

じゃあ俺は?

俺のことは気になってねェの?」


「き、気になってるにしろ、なってないにしろ本人が居る前で言える訳ないじゃないですかっ」


「そんなもん?」


「そうです」


「あー、くそ…本当お前狡いな。

……そんなんじゃ、そいつに妬くに決まってんだろ…。

美織のハジメテ貰えるとか、羨まし過ぎんだろ、そいつ」
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