第4章 はじめての気持ちとありがとう
(10分は辛いって…!!)
ていうかなんなのよ唐突に。
顔を洗ってため息をつく。
『…ん?これなに…?』
首元に赤い跡がついている。
昨日怪我したのかな…?
意外と目立つなぁ…
まぁでも隊服なら大丈夫だよね。
ヴァリアーの隊服を着て、部屋で待つ。
(うん…10分以内に終わった…よかった…)
「準備できたかぁ!!!?」
またノックもしないでスクアーロさんが入ってきた。ていうかあれ?隊服じゃない…
「…てめぇはなんで隊服着てんだよ…」
『え?手合わせするんじゃないんですか?』
(スクアーロさんからのお誘いだから絶対そうだと思ったのに…)
「んなわけねぇだろぉ!!!街に行くんだ!!さっさと着替えろアホがぁ!!!!」
『えぇーっ!ご、ごめんなさい!!じゃあ、あの、すぐ着替えるんで外出てください!!』
「別にてめぇのつるぺたな身体なんか興味ねぇ。」
『き、興味なくても私が気にするんです!!早く出てってください!!』
半ば強引にスクアーロさんを廊下にだした。
(はぁ…)
街に行くってなんで…
買出し?とかかな…