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時を越えて【家庭教師ヒットマンREBORN!】

第3章 ヴァリアーでの初任務




「てめぇかぁ…ハルカックファミリーのボスは…」


「な、貴様は誰なんだ!?」



口についた血を拭いながらファンが言った。




「てめぇを消しに来た殺し屋だぁ…」



左手の剣をファンに向けた。







「今日この屋敷の地下で人身売買が行われている、そうだろ?」


「何のことだ!」


「…ったく、しらばっくれてんじゃねぇよ。おら、証拠だってちゃんとあんだよ。」




数枚の写真が床に散らばった。




「まぁ、今となってはこの会場は火の海だがな…」


「な、なんだって!!?」


「もうすぐここにも火が回るだろう。その前にてめぇを卸してやる。なんてったって主催者だもんなぁ…?」


「ち、違うんだ!!僕は…!!」


「ごちゃごちゃ言う男は嫌いだぜぇ…」




ザシュッと言う鈍い音がした。

私からの角度でも充分見えた。
スクアーロさんがファンを刺すところが。










「…………」


『…………』







スクアーロさんがこちらに振り向いた。



「帰るぞぉ…」


『はい…って、あ。』




体に力が入らないこと忘れてた。






「…?なにしてやがる…」


『あ、いえ…その…薬盛られて体に力が入んないんですよね…』






あははっと笑ってみたけれど、スクアーロさんはこちらを睨んだまんまだ。






「…ったく、世話の焼けるガキだぜ…おら、捕まれ…」


スクアーロさんが背中を差し出してきたので、お言葉に甘えることにした。




『剣で刺さないようにしてくださいね?』


「保証できねぇなぁ。」


『え、嘘でしょ?』


「ほら舌噛むぞぉっ!!!」


『え、ちょっと…キャアァアアァァッッッ!!!??』





スクアーロさんは窓から飛び降りた。






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