第3章 ヴァリアーでの初任務
「おやおや、薬が効いているみたいだね…」
そう言いながら彼は私を抱き上げ、ベットに横たわらせた。
『…や、やだ…』
「大丈夫。この方がきっと気持ちよくなれるよ。」
そう言って私の頬をなであげた。
そしてその手で今度は私の足スリットの間からを触り始めた。
『…ひっ、う…』
「可愛いね…僕がいろいろ教えてあげるよ。」
殴り飛ばしたいのに力が入らない。
やばい…このままだと最後まで…!
“…何かあったら、リングに助けを求めるんだぁ…”
はっとスクアーロさんのその言葉を思い出した。
そうだ…リング…!
『ふ、あっ…!』
ファンが私の首筋を舐めた。
「いい声が出るじゃないか。素質がある。」
そしてきつくその場所を吸い上げた。
(や、やだやだやだ…!!)
スクアーロさん…!そう心の中で呼ぼうとした時だった。
ガッシャーンッッッ!!!!!!
ベットの横の窓ガラスが割れ、同時に私の上に跨ってたファンが吹き飛ばされた。
何が起きたのかよくわからず、力の入らない腕で起き上がり、ドレスを整えていた。すると肩に温かい重みがのっかった。
「着て待っとけぇ…3秒で終わらす…」
『スクアーロさん…』
今までに聞いたことないような静かな声でスクアーロさんが囁いた。