第2章 お願いします
「やっぱは読み込み早くて助かるわ。」
『そうですか?
ベルさんの匣兵器の教え方がわかりやすいからですよ。』
「ま、それもそうだな!だって俺、王子だもん。」
「そこの自称王子と~。」
『あ、フラン!』
「あぁ?んだよカエル。」
「もうすぐお昼なので、呼んでこいってルッスーリアさんが。」
この部屋には時計がないから、時間感覚が分からなくなる。
『え、もうそんな時間…?』
「朝食も食ってねぇし、、早く行こうぜ。」
『あ、はい。』
そう答えて3人で昼食へ向かった。
「てか、なんでこのカエルのことは呼び捨てなんだよ。」
「信頼の差ですよ〜。」
「あ"ぁ?」
『え、えっと…歳が、近いから?です…』
「ちっ、でもこの世界のは今の俺と同い年だぜ?だから俺のこともベルって呼べよ。」
「全然理由になってませーん。」
「いいんだよ、俺王子だし。」
(何もかも理由になってないけど、私ももうここにいる覚悟も出来たし、早くヴァリアーの人達と仲良くなりたいとかは思う…)
『じゃ、じゃあベルって呼んでもいいですか…?』
「おっ!よっしゃ!!
じゃあ敬語もなしな!!」
『で、でも年上だし…』
「ヴァリアーにそんなこと気にする人いませんよ〜。」
フランがそう言った。
…あなたは敬語じゃない…一応…
『じゃ、じゃあわかった!
よろしくね…?ベル!』
「ししっ!だいぶらしくなってきたじゃん!よろしく!!」