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時を越えて【家庭教師ヒットマンREBORN!】

第1章 動き始める





















(こ、これが食事なの…!?)




ご飯の取り合いをしたと思ったら武器を出して喧嘩をはじめる。もうちょっと静かに出来ないものか…





「ししっ!早くしないと何もなくなんぞ?」


『あ、はい…』







(でもあんまり食欲ない…)






『…ベルさん。』


「ん?どしたのー?」


『あの、席を外しても大丈夫でしょうか…?』


「え、別にいいと思うけど…
何も食ってないじゃん。」


『あんまり食欲なくて…すみません…
それじゃ、失礼します。』


「おー…」








食事をあとにして、私は部屋へ戻ろうとした。








(ここにいるべきか、外に出るべきか…)




スクアーロさんの話は筋が通ってた。
納得できる。けど信用していいものか…










(…あれ?ここどこ…?)


一旦自分の部屋に戻ろうと思ったがよく考えれば食事をとる部屋から私の部屋までの道のりがわからない。


キョロキョロしてみるが、見覚えのあるものは何も無い。












(あ、バルコニーだ…)



今日は満月か…

少し、外に出てみようかな…




ガラス張りのドアを開け、ベランダに出ると、風が吹いた。











(このアジト…周りが全部森だ…)



きっとこの森も彼らのものなのだろう。
逃げたらすぐに見つかっちゃうか…



はぁ…と1つため息が出た。



その場に座り、膝を抱え込む。









『10代目…みんな…』








しばらくそこで涙を流した。







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