• テキストサイズ

未来のいと《ONE PIECE》

第1章 出会い ★


目を覚ますと、まだ外は真っ暗。
汗をかいてしまったようなので、外に出て風に当たろうとドアを開けた。
かすかにタバコの匂いがする。
サンジが甲板で海を見ながらタバコを吸っていた。

(ご飯作ってくれたのあの人だよね。お礼言わなきゃ)

近づいたレナは、後ろから声をかける。
「あの…こんばんは」
サンジがゆっくりと振り返った。
相変わらずの無表情だった。

「あぁ…どうしたの?こんな時間に」
「風に当たりたくて…あの…サンジさん、ご飯、ごちそうさまでした。とってもおいしかったです」
「サンジでいいよ。俺は一応この船のコックだからな。1人分増えたところで朝飯前だよ」
そう言って少し、笑ったように見えた。
(見た目は怖そうだけど…怖い人じゃないのかな)

「明日の朝、食堂で待ってるよ」
サンジはそう言って、船内へと入って行った。
レナはしばらく風に当たったあと、医務室に戻った。

/ 148ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp