第5章 嫉妬
ーーとある港にてーー
「フリーク船長、良い女は見つかりましたか?」
「いや…この島はどこを探しても良い女がいねぇ」
フリークはため息をついた。
「あの女が逃げ出してからなかなかしっくりくる女に当たらねぇな。レナめ…次に会ったらただじゃおかねぇが…あの嵐の中逃げたんだ…命はないだろうよ」
「フリーク船長!」
仲間の男が町の方から走ってきた。
「ちょっとおもしろい情報が…」
「なんだ」
「実はーー………」
「何!?レナがこの島にいただと?」
「はい。それらしき女が。麦わらの一味の船に乗っているとのことです」
「…なるほどな…俺は運がいいみてぇだ。何としてもあの女を取り戻すぞ!次に進むのはそれからだ!」
「はい!船長!」