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未来のいと《ONE PIECE》

第3章 想い



「悪りぃ…電気を消し忘れちまったのかと思って…大丈夫かい??」
そう言って優しく起こしてくれた。
よく見るとサンジは上半身裸で、首からタオルを掛けていた。
風呂上がりなのだろうか、抱きかかえられた腕は暖かく、ほのかにせっけんの香りがした。

一瞬見とれてしまったが、はっと我に返った。
レナは顔が赤くなっていくのを感じた。
「ごっごめんなさい!!!」
そう言ってサンジの腕を振り払い、足早にキッチンを出て行った。

医務室に戻ったレナは、まだ心臓がドキドキしていた。
(びっっくりしたぁ……絶対変に思われたよね)
なぜこんなにもドキドキしているのか、自分でもわからなかった。
レナは男の裸は嫌という程見たことがあったし、男の裸に良い思い出など全くなかった。
なのにーーーーサンジの上半身は、とても綺麗だと思った。

(いきなり目の前にいたんだもん。そりゃあびっくりするよね)
この胸の高鳴りはびっくりしたからだと自分に言い聞かせながら、布団に潜り込んだ。
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