第2章 追憶 ★
「うっ…」
秘部がヒリヒリと痛むのを感じ、レナは目を覚ました。
秘部の痛みが、さっきまでの出来事が事実であることを証明していた。
(これからもあんなこと…続くの…??)
レナは絶望に打ちひしがれていた。
「うわぁぁーーっ…」
レナは泣き叫んだ。
ーーー
(もう、泣かない)
泣き尽くしたレナは、そう心に決めた。
(心は絶対に…屈しない)
ーーー
この船に連れて来られた日から、毎日のようにフリークに犯された。
フリークが言うには今までの女は皆3日で自分から股を開く、ということだったが、レナは抵抗の姿勢を崩さなかった。
セックスに溺れもせず、かといって自暴自棄になるわけでもなく、できるだけ冷静でいることを心掛けていた。
逃げ出すチャンスは、いつ巡ってくるかわからないからだ。
そのためにレナは食事も残さずに食べた。
食事は1日3食、普通の家庭のものよりも立派なものが出された。
体が弱ってしまえばいざというときに何もできない。
レナは常にチャンスを見つけようとしていた。