第2章 追憶 ★
フリークの手がレナの胸を撫でた。
ビクッとレナの体が揺れる。
こそばゆいような、初めての感覚だった。
さわさわと両手で撫で回した。
無駄だと分かっていたが、抵抗することは止めなかった。
「あっっ…」
レナの口から声が漏れたのは、フリークがレナの両方の胸の頂を摘まんだときだった。
痺れるような感覚がレナを襲った。
フリークは口もとに笑みを浮かべていた。
そこからフリークは執拗に胸の突起を攻めた。
「ふっ…うぅ……いやだ…やめて…」
体をくねらせながらも拒否するレナ。
「お前の体はやめて欲しくないみたいだぞ」
そう言ってフリークは胸の突起を口に含んだ。
「ひぁっ…」
悲鳴にも近い声が上がった。
体の中心から頭の芯まで、痺れておかしくなりそうだった。
フリークはなおも突起を舌で転がしたり唇で挟み、もう片方は手の平や指を使って攻めている。
レナは体の奥の方から何か押し寄せてくるのを感じた。
直後、体をガクガクと痙攣させた。
「イッたな。処女で胸だけでイクとは…薬のせいだけじゃないねぇ…」
フリークは満足そうにつぶやいた。
レナはぐったりとベッドに倒れ、抵抗する気力も、体力も無くしていた。