第2章 追憶 ★
「やだっ!!やめて!!」
レナは必死に抵抗した。
しかし男の力に敵うはずもなく…
「こういうのは最初が肝心なんだ。これを飲め」
レナに馬乗りになった男がポケットから出してきたのは小さな瓶だった。
「安心しろ。ただの媚薬だ」
口元に持って来られたが、レナは頑なに口を閉ざした。
「チッ、仕方ねぇな」
そう言ってフリークは自分の口に媚薬を含み…レナの顎を掴んで口づけた。
「んんっーー」
舌で無理やり口をこじ開けられ、媚薬が流れ込んできた。
鼻をつままれ、口のすみずみまで舐めまわされたレナはパニックに陥り、媚薬を飲み込んでしまった。
「即効性のある薬だからな…じきに効いてくるだろう」
暴れたせいで、はぁ、はぁ、と肩で息をするレナ。
「ところでお前、処女か?」
「ーーっ!!!」
レナは顔を真っ赤にした。
「ククッ図星だな」
フリークの言った通り、レナには何も経験がなかった。
ドクッ…
血液の流れが早くなった気がした。
体が熱い…
息がまた上がってきた。
「ククク…効いてきたようだな」
フリークがレナの服に手をかけた。
レナはフリークの手首を掴み、睨んだ。
しかし力が…入らない。
「その目、いいねぇ。興奮するよ」
ビリビリとレナの服を破るフリーク。
あっという間に裸にされてしまった。
「良い体してるねぇ…」
そう言ってフリークはレナの腹を撫でた。
ビクッと体を動かすレナ。
「効薬がいてきたな」
「…触らないで」
目に涙をためながらレナはつぶやいた。
「そんなことを言ってられるのも今だけだ。気持ち良くしてやるよ」
フリークの手がレナの胸に伸びてきた。
その手を振り払おうともがくが、フリークにとっては無意味だった。