第1章 出会い ★
「それでお前、これからどうするんだ?」
ルフィがレナにきいた。
「あんまり考えずに飛び出してきちゃったんだけど、次の島まで乗せてもらえないかな。そこで何とか、生活していくわ」
「ふーん…次の島が無人島でもいいのか!?」
「無人島だったらその次の島まで…乗ってもいい…?」
「それじゃあその次の島が海賊だらけの島だったらどうすんだ??」
「……だったらその次の島まで……」
「もうルフィ!あんまり意地悪なこと言わないの!次の島が平和な島かもしれないでしょ!」
ルフィとレナのやりとりをきいて我慢できなくなったのか、ナミが口をはさむ。
「平和な島でもよ、お前が住んでた町みたいに急に海賊が来るかもしれねぇぞ!」
「……」
確かに、とレナは心の中で思った、
「レナ、この船に乗れよ!一緒に冒険しよう!」
「それって…」
レナは驚いてルフィを見つめる。
「仲間になれ!レナ!!」