• テキストサイズ

未来のいと《ONE PIECE》

第9章 代償 ★



サンジは船を出たあと、女の子が指差した方を探していた。
店を全て見て回り、民家も一軒一軒尋ねた。
しかし、レナの姿はおろか女の子のことを知っている人もいなかった。

(レナちゃん…本当に何かに巻き込まれたんじゃ…)
サンジは焦っていた。
こうなれば町中を探して回らなければいけない。
そんなに小さな町ではないため、一人で探すのは時間がかかるだろう。
(船に戻って皆にも手伝ってもらうしかないか…)
そう考えていたときだった。

「サンジ君!レナは見つかった!?」
声をかけてきたのはナミだった。

「ナミさん、どうして…」
「話はチョッパーから聞いたわ!今私たちも皆で手分けして探してるところよ!」
「ありがとうナミさん、助かったよ。レナちゃん、まだ見つからないんだ」
「今はとにかく探すしかないわね。大丈夫よ、きっと見つかるわ」

ナミはそう言ってサンジとは別の方に走って行った。
辺りはもう暗くなり、だんだんと人通りも少なくなって来た。

(クソッ!!一体どこに行っちまったんだ!)
サンジは焦る気持ちを堪えながら、ひたすら町中を走り回った。


/ 148ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp