第9章 代償 ★
「いやぁぁっ!やめてっっ!!」
レナは泣きながら叫んだ。
(サンジ…嘘だよね?何かの間違いだよね?)
今からされるであろう行為に対する恐怖と、何かの間違いであって欲しいという希望で、頭の中がぐちゃぐちゃだった。
「お前、まだ俺たちのことを信じてねぇみてぇだな。おい!俺の女を連れてこい!」
そう言って連れて来られたのは、茶髪で髪の長い女性だった。
その女性も、仲間の男にがっちりと拘束されていた。
上半身が露わになったレナを見て驚いた顔をしていた。
「ナナ、こいつが誰か知ってるか」
そう言ってボスと呼ばれた男はレナを指差した。
「知らないわよ」
ナナはぶっきらぼうに答えた。
「お前が昨日連れ込んだ金髪男の、女だ」
ナナは目を見開いた。
「お前は人の世話になるのが大嫌いだったよなぁ」
男はナナを見て言った。
「お前のせいで今からこの女が俺たちに輪姦されるんだ…よく見ておけ」
そう言って男はレナのジーンズとショーツを一気に下まで降ろし、脱がせた。
「やだっっ!いやぁっ!!」
レナは暴れたが、男の力には敵わない。
男はレナの秘部に手を伸ばし、乱暴に指をねじ入れた。
「昨日は私が強引に誘ったのよ!サンジは悪くないわ!だからその子を離してあげて!!」
男から逃れようと必死な中、レナはナナがそう叫ぶのを聞いていた。
(…間違いじゃなかったんだ…サンジはこの人と…)
レナの目からは、別の涙が溢れてきた。
恐怖だけではなく、失望や悲しみ、そして後悔…
(もっと早く、サンジに過去の事を打ち明けていれば…こんな事にはならなかったの…?)
薄ら笑いを浮かべながら、レナの秘部をまさぐる男を呆然と見ながら、そんな事を考えていた。
「ナナ!この女にはわりぃが、これはお前に対する罰だ!もう二度と浮気なんかするんじゃねぇぞ」
カチャカチャと男はズボンのベルトを外し、自分のモノを取り出した。
それは既に大きくなり、先にはうっすらと透明の汁が滲んでいた。
男はそれをレナの秘部に当て、擦るように動かした。
「しっかり見ておくんだ!ナナ!この女が犯されるのはお前のせいだ!」