第8章 過ち ★
「あ…あぁん…」
ナナの下半身の突起を、指でこねるように動かすと、ナナは身体をくねらせながら声を上げた。
サンジは胸の愛撫をやめ、ナナを見下ろすような体勢をとった。
ヌプ……
サンジは指を蜜壺に入れ、ナカでゆっくりと動かした。
「サンジ…も…いいから早く…あなたのを…」
そう言ってナナはサンジの腰に巻かれたタオルの上から、大きくなったサンジのモノを触った。
「……」
サンジは何も言わず、ゆっくりと動かしていた指をいきなり3本に増やし、激しく動かす。
「ひぁっ…あっ」
ぐちゃぐちゃというナナの蜜の音と、ナナの嬌声が部屋に響く。
「だめっ…!イッちゃう……!あぁっっ……」
ナナは絶頂を迎えた。
サンジは腰に巻いていたバスタオルを外した。
サンジのそこは破裂しそうなほど大きくなり、早く埋めたいと主張しているかのようだった。
ぐったりと横たわっているナナを四つん這いにさせた。
(レナちゃん…)
サンジは始めから、ナナの顔が見えない体位でしかするつもりがなかった。
錯覚でもいいから、レナとしていると思いたかった。
ナナの腰を両手で掴むように抱え、一気に貫いた。
「アん…っ…サンジっ…おっき…」
「うっ…」
久しぶりの感触に、思わず声が漏れるサンジ。
気を緩めると、出してしまいそうだった。
自分のモノが、レナを貫いている…ナナの後ろ姿は、そう勘違いするには十分だった。
(レナちゃん…レナちゃん…)
サンジは心の中で何度もレナの名を呼んだ。
ゆっくりと腰を動かすサンジ。
本当は今すぐにでも激しく腰を振って出したいところだが、ナナの後ろ姿を楽しみたかった。
ナナの腰をしっかり持って、浅く、深く…緩急をつけて腰を動かす。
ある一点を突いたとき、ナナの声色が変わった。
「ハァん…サンジ…そこ…もっと攻めて…」
サンジは言われた通りその奥の一点をピンポイントで突いた。
嬌声を上げるナナは、腕に力が入らないのか肘を付き、今にも前に倒れこみそうだった。
サンジもそろそろ限界が近かった。
自分の腰の動きを早め、それに合わせてナナの腰を激しく揺さぶった。
「あっ…イクっイク…っ…」
「あぁっ……レナ…っ…」
サンジは直前に引き抜き、ナナの背中に精を吐き出した。