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君が笑う、その時まで

第28章 re:start


 そんなある日の昼休みのことです。

伊織「あ、」
黒「……。」

 購買でパンを買って教室へ戻る途中の廊下で、岸本さんと歩く伊織さんとばったり出くわしてしまいました。

 伊織さんは立ち止まって僕を呼んでくれましたが、僕は何故か彼女の呼びかけに応じられなくて足早に彼女の横を通り過ぎ去ってしまいました。

 僕自身どうして彼女にそんなつれない態度をとってしまったのか分かりません。
 ただ、僕は彼女に申し訳ないと思いつつ彼女の顔すら見ることができませんでした。

 こんな僕を、彼女はどう見てたんでしょうか。
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