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君が笑う、その時まで

第27章 期待と怠惰のあいだ


青「お前、何つー名前だ?」

 そう言えばまだ名乗ってなかったっけ。
 
伊織「……伊織。大前伊織」

 直後、彼は「伊織か」と呟いた。

青「俺は青峰大輝だ。

  んじゃ伊織、さっさとだりぃ試合終わらせて戻ってくっからここにいろよ」

 絶対な、と念を押して彼は試合の行われている体育館の方角へ歩いて行った。
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