• テキストサイズ

君が笑う、その時まで

第23章 微熱に注意


◆◇伊織視点

高「やっぱり伊織ちゃんだー。ひっさしぶりじゃん!」
伊織「高尾君に、緑間君……だっけか」

 聞けば高尾君はこの店の常連さんで、部活帰りによく立ち寄っているそうだ。最近は部活の練習が忙しくて滅多によれずにいたそうで、今日はその練習帰りに立ち寄ったとのことだった。

伊織「元気そうだね」
高「そりゃあ久々に伊織ちゃんに会えたんだし!うわっ、まじでチョー嬉しいんだけど!」

 そう言って高尾君は緑間君の背中をばしばしと叩く。彼は明らかに機嫌悪そうだ。

緑「……高尾、いい加減にやめるのだよ」
高「真ちゃんもそんなにムスッとすんなって。伊織ちゃんが困ってるだろ?」
緑「お前の所為なのだよ!」
伊織「あはは…。相変わらず2人は仲が良いんだね」

 直後、2人の顔が同時に歪んだ。

緑「どこをどう見たらコイツと仲良く見えるのだよ」
高「まったくだぜ。真ちゃんに限って仲良くなるヤツなんかいないっしょ」
伊織「……うん。やっぱり仲良いんだね」

 2人を見てると何というか……こっちも楽しくなりそうだ。 黒子と火神のペアとはまた違う雰囲気で、こちらも毎日観察しても飽きなさそうな感じだ。
/ 204ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp