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君が笑う、その時まで

第22章 チェシャ猫と呼ばれた少女


◆◇
 最後まで諦めることなく、闘志をぶつけていく君たちを見ていると――いろいろな思いに気づかされる。

 できることなら彼らひとりひとりを応援したい。
 けれども、私には彼らに掛ける言葉が思いつかない。

 伝えたい思いを隠したまま、私はまたわらうことしかできずにいる。


「参るね、本当に……」


 苦々しい思いを振り切れずに今日も、明日も、明後日も、その次の日も、……いつまで私はわらうのだろう。
 
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