第7章 皆揃っていただきます、の段。
「読者の皆様お久しぶりです。一年は組の乱太郎です」
「きり丸です」
「しんべヱでーす」
「ずいぶん間が開いてしまいました。お待たせして申し訳ありません、と作者が申しております」
「ホント、中々ご飯が食べられなくて辛かった…」
うるるん、と涙をにじませるしんべヱにきり丸が苦笑いを返す。
「途中まで書いてたのにずっとほったらかしだったもんなー」
「れびゅーを貰ったので頑張りました、的なことが書いてあるよ」
乱太郎はいつものごとくかんにんぐぺーぱーを持っていた。
「れびゅーってなんだ?」
「さぁ…。南蛮の言葉じゃない?」
ねぇしんべヱ、と声をかけると、しんべヱは何かを思い出す素振りを見せた。
「うーん…これだけは言える!」
「なになに?」
「もったいぶらずに早く言えよ!」
「れびゅーは、お菓子ではない!!!」
「……あっそ」
「しんべヱに聞いたのが間違いだった」
白けた二人の様子にしんべヱはしょんぼりのの字を書くこととなった。
「ま、茶番はこれくらいにして」
「"皆揃っていただきます、の段"始まり始まり~」