第17章 TRIGGERと掃除*
よし!!なんとか体調不良でごまかせたぞ!!
IDOLiSH7 のみんなには悪いけど、それ以上に今私が TRIGGER に近づく方が、もっとみんなに迷惑をかけることになるから関わらないのが一番なんだ!!小鳥遊社長すみません!!私はマネジャー業を全うするができませんでした!掃除でもなんでもするんで許してください!!!
「ちょっと待って。【神崎】さん。」
私の背筋がピシリと凍った。
私の名前を呼んだのは他でもない TRIGGER不動のセンターの九条天様だった。なんで私の名前を知っていらっしゃるのですか?
「君さー。今日一日だけ IDOLiSH7 のマネジャーなんだってね?」
よく知ってますね。
九条様。どこでそんな情報を?
もしや、スタッフですか?
くそっ余計な事を言いやがって(怒)
「この仕事になれてないからかも知れないけど、自分の体調くらいちゃんと管理しなよ。」
おっしゃる通りです。でも仮病です。
「それとも………僕達に会いたくなかったからって、仮病使ってる?君、仕事舐めてるの?」
空気が冷たい。
ブリザードが痛い。
あっ、これ私つんでるわ。
バレてますね。これ完全に。
九条天様には私の存在完全にバレてます。
「俺達に?」
「会いたくなかったから?」
八乙女さん、十さんは、首を傾げる。
「この子、さっき楽の胸ぐら掴んだ子だよ。」
「なにィ!?」
あちゃー、完璧にバレましたね☆
あはははは、もうダメだわ☆
『もうバレたら顔だすしかないわ。』
「あー!!お前っ!」
「さっきの!」
八乙女さん、十さん良い反応ですね!
でもさっきの冴えない発言は絶対に許さねぇーから💢
『でもよくわかりましたね、九条さん。」
「あぁ。それは、り……七瀬さんから写真付きで、ラビチャもらってたから。君が迷子になってるかもだから、見つけたら知らせてって。」
理解。陸くんのせいだったか。
ん?てか、今言い直した?なんで?
まぁ、いいか。
「そもそも、天!知ってたなら、なんでこいつの事さっき教えなかったんだよ!」
「面白そうだったから。でも、僕も知ったのは彼女が逃走した後だよ。」
「てめぇ、それでも知ってたんなら教えとけよ!」
「まぁまぁ、二人とも!それに楽、彼女に謝るんだろ?」
『えっ?』