第17章 TRIGGERと掃除*
謝る?何を?謝るなら私の方じゃ?
八乙女さんはばつが悪そうに私の目の前にきて、そして小声で「さっきか、悪かった。」と言ってくれた。
謝ってくれたのなら私も少し大人になろう。
『……私もトップアイドルの人達に胸ぐら掴んで、暴言吐いてすみませんでした。』
そう言えば、八乙女さんは笑って私の頭を豪快に撫でてくれた。
「…………トップアイドルの胸ぐらを掴んで、暴言を吐いたとは一体どういう事か、説明していただけますよね?マネジャー💢……。」
「それと、僕達に仮病使うなんてどうゆうこと?もしあのまま僕が気づかなかったら君は仕事をサボった事になってたんだよ。どれだけのスタッフに迷惑が掛かると思ってるの?」
『ひっ!』
和やかに完結すると思ってたのにまさかのラスボス達が残ってた!!
『あのね、これには深い訳がね?』
「後で【じっくり】聞かせていただけます。」
「君、その時はずっと正座ね。」
こんな怖い二人に逆らえずもなく……私はその場で頷くしかなかった。
そして着替えていた大和さんと三月さんも合流し、無事撮影もスムーズに進み私のマネジャー(仮)業はなんとか無事に終わった。
だがしかし、一織くんと九条さんのダブるでのお説教が私の精神にトドメを指したのだった。
『もう二度とマネジャー業なんか手伝わない!!!』