第17章 TRIGGERと掃除*
スタジオに着いてみれば、すでに陸くん、一織くん、ナギさんがいて、それぞれの衣装に着替えていた。
三月くんや大和さんも私と今来たからこれから着替えるようだ。
「マネジャー。今日、TRIGGERの方達に挨拶をしましたか?」
衣装に着替えた一織くんが私に話しかけてきた。
てか、トリガーってどっかで聞いた事あるな?
『ブラックなんちゃらで一織くん達が蹴散らしたアイドルグループだっけ?』
「ちょっ、貴女そんな大きな声で言わないでください!!」
一織くんは咄嗟に私の口を手でふさいだ。
「いいですか!ここには TRIGGERの事務所の関係者もいるんですよ!そんなふうに言えば、揉め事になります!それに一応彼らは、事務所は違えどトップアイドルで先輩なんです! 今日貴女は一応僕達のマネジャーなんです。もう少ししっかりとした大人な態度で仕事をしてください!」
『はっはい……💧』
「わかればいいんです。で、 TRIGGERには挨拶をしたんですか?」
『いや、それが TRIGGERって言われても誰だかわからないし……💧まだ挨拶もして「 TRIGGER入りまーす!!」
「ほら、TRIGGERが来ましたよ。彼らが僕らのライバルで先輩です。」
入り口の方を指指す一織くん。
そして、黒い衣装に身を包みながら彼らは入ってきた。
だけど、その3人組はつい数時間前に会った失礼な奴等で。
『…………一織くん。あの方達が トップアイドルで先輩のTRIGGERさん?』
「えぇ。そうです。」
近くにいたスタッフさんもわからない私に丁寧に教えてくれた。
右から TRIGGERのリーダーで、この度抱かれたい男No.1に輝いた、ドラマやCMにもひっぱりだこの売れっ子八乙女楽。
TRIGGERの不動のセンター、天使な小悪魔。 完璧な歌とパフォーマンスで全てを虜にする九条天。
TRIGGERのまとめ役、 危険でセクシーなワイルドな男。十龍之介。
おほほほほほ☆
私つんだわ。
どうしよう!\(^p^)/
私抱かれたい男No.1の胸ぐら掴んで、暴言はいちゃったよ☆