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バラの花を数えましょう

第8章 クリスマス企画



この前…クリスマスをやけに喜んでいる魅甘が、可愛すぎて軽く心臓が痛くなった阿近。流石に、『近づくな』は、酷かったな。と、反省して魅甘に謝りに行こうとしたが、先客がいたようで思わずの隠れた。

そして、聞こえてくる魅甘の泣き声に違う意味で胸を痛める。

話が、終わった様でつられと魅甘は、食事を用意しに向かう。

あとででいいか。と、研究所に戻る途中に瞬歩で戻ってきたつられに死覇装をちょこっと、掴まれ振り向くと般若の姿が…。

「ちょっと、顔かしな」

「…はぃ」

つられは、阿近を幼少期の頃から知っている為、そして阿近が魅甘に心惹かれていることを知っているから、いつも強気。

とりあえず、寒いからと技術開発局に場所を移す。

「あのねぇ…なに、ウチの可愛い娘を泣かしてくれてるのかしら?」

ードンッ

と、ピュアな女子たちならドキドキ間違えない。しかし、阿近は、違う意味でドキドキだった。短い人生だったと腹を括った。

しかし、つられは1度阿近から離れてデスクに座り込み足を組んで、溜息をを一つ着いた。

「虐めてる訳じゃないんですよ」

「じゃあ、なんで魅甘泣いてるのよ」

「俺が泣きたいくらいだ…」

「泣くとかは、どーでも良いけどさ。なんで、クリスマス現世来ないの?」

そう、阿近も現世のクリスマスに誘われていたのにわざと断ったのた。

「つられさんは、喜助さんといるだろうし、魅甘だって…檜佐木といるだろうし…邪魔じゃないですか」

「来るか来ないかは、アンタの決めること。でも、来ても絶対邪魔じゃない…私たちの家族の中に阿近…アンタもちゃんと入ってるよ、わかったね」

じゃあ、魅甘と喜助が待ってるから。と、その場を去って行った。

残された阿近は、頭を抑えてしゃがみ込んだ。

「なんなんだよ…俺は…」

初めての気持ちにいつ彼は、気付くのか…それは、作者もわからない。。。
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