第9章 女の気持ちがわからない
〜浦原&リサin蛆虫の巣〜
京楽と、つられが大変な時に、2人は、涅マユリがいる地下に向かっている途中でいた。
「ジメジメしてて嫌なところやな」
「まぁ、ココが好きと言う人は、あまりいませんよね」
階段を最後まで、降りるとそこには檻があった。その中には、ベッドとトイレのみしかない。ベッドに腰掛けている男は、気味の悪い風貌をしていた。リサは、思わず浦原の後ろに隠れる。
「おや?今日は、あの無礼な女はいないんだネ」
「無礼な女?」
ボソッと、浦原に尋ねるリサ。
「つられのことッス」
「あん?この白玉!つられのこと悪く言うのはあたしが、許さへんで!!」
「なんだネ、そのガリ勉女は。」
「誰がガリ勉や!!!」
今にも、しらた…マユリを殴りそうなリサを必死に止める浦原。
「で、キミ達は一体なにをしにきたんだい?」
「あなたを此処から出しにッスよ」
その浦原の言葉に、リサは空いた口が塞がらない状態。
「断るヨ」
「なぜ?」
「ココも結構快適に過ごさせて貰っているからネ」
「快適?こんな何も無いところ、つまらない筈だ。僕は、12番隊に新しいモノを作ろうとしています。名前を技術開発局。あなたには、そこの副局長になって欲しいンスよ」
「尚更、お断りだヨ」
「何故ですか?」
「わたしは、キミが嫌いだからだヨ。サッサと、そのガリ勉女を連れて帰っておくれ」
「隊長さん…コイツ、殴りつけてもええ?」
「ダメッス」
真顔で答える浦原に、思わずチッ…。と舌打ちをしたリサ。
「あなたは、ボクの2番目の地位だ。ボクが、死ねば全てあなたのモノになる」
浦原の言葉に、マユリは少し考えているようだった。
そんな2人の会話を聞いて、リサは内心浦原は実は、凄い男なのではないかと思ってしまう。。。