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バラの花を数えましょう

第6章 家族だから



「お嬢ちゃんは、なんてお名前なんだい?」

「魅甘です」

「可愛いね、きっと成長したらつられに似て綺麗になるんじゃないかい?」

よしよし。と、魅甘の頭を撫でようとした京楽だがリサに止められる。

「やめとき。魅甘が、妊娠する」

「どういう意味?」

魅甘は、首を傾げてつられの方を見つめる。

「じゃあ、私たちはコレで失礼しますわ」

またね、リサ。と、手を振るとその手を京楽に握られる。

「つられちゃん、今夜どう?」

「始まった…」

ため息をついてから、リサは魅甘の目を隠す。

「あう?」

「魅甘…見たら、目が腐るで…」

慣れっこなつられは、微笑んでから握られた手を放す。

「当分は、魅甘いるから大丈夫です」

「そうか…残念だな。また、誘うとするよ」

「そうしてください」

「じゃあ…」

唇を奪われたことに、気付くのにそこまで時間はかからなかった。

「約束」

「もう、京楽隊長ったら」

ふふ。と、微笑む。すると…そこに。

「つられ〜」

「ひゃあ!」

背後から、突然聞き覚えのある声が聞こえてきた。振り向くと、そこにはお昼から帰ってきた浦原の姿が。。。

「おや、見られちゃったかな?はは、じゃあまたねつられちゃん、行こうかリサちゃん」

「じゃあ、またな。つられ、魅甘」

2人は、逃げるように去っていった。つられも、逃げたかったが、肩を浦原に捕まれ逃げられない。

「捕まった…」

「捕まえた」

浦原の霊圧が凄まじかった…。。。

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