第5章 🎃ハロウィン🎃
『付き合ってた頃』
思わず、大きな声を出しそうになった魅甘とついてきた修兵。とりあえず、急いでその場から逃げるように去っていった。
「まさか…平子隊長とつられ副隊長が付き合ってたなんて…魅甘知ってたか?」
「分からない…多分私が拾われる前の話だと思う」
良く浦原さんが、認めた…て、認めるわけないか。気まずいところ聞いちゃったなぁ…。。。
このこと…浦原さんは、知ってるのかな…。
そう悩んでいると、前から浦原が歩いてくるのが見えた。
絶対、台所には行かせてはいけない!と、魅甘の中でメラメラと燃える。
「何してるんスか?」
「あ、それは…あ…あはは」
修兵は、もう笑うしかないしかし、自分でも分かる…目が笑ってない。
「浦原隊長は、どなたかお探しですか?」
なんとなく、修兵は浦原に尋ねる。
「ああ、そうなんスよ。つられがね、居なくていつものスキンシップ(←セクハラ)し過ぎたのか、怒ってしまって…」
「あ!つられなら、ご飯作ってるよ!すっごい真剣だから、邪魔したらダメだよ!」
ほら!戻ろ!と、浦原の背中を押す魅力。
しかし、その時。
ーガッシャーン!
『きゃあ!』
『あぶっ!』
つられの悲鳴を聞こえた瞬間、浦原は角を曲がればすぐに台所なのにわざわざ瞬歩で向かうが、勢いがつきすぎて、壁に激突する音が聞こえた。
魅甘と修兵は、1度顔を見合わせてから2人も後から浦原を追う。