第5章 🎃ハロウィン🎃
〜10分後〜
各々、好きな衣装に身を包んだ。
つられの衣装は、魔女だ。赤いミニのワンピースに黒のレースでセクシーさを醸し出している。お腹には、黒いコルセットを巻いていた。腰が細く見える分、いつもの胸がさらに大きく見える。思わず、胸元を覗いてしまいそうになる。
魅甘は、山吹色のミニのワンピースにラインには茶色いフワフワが付いていて、可愛い耳とこれまた可愛らしい尻尾が生えている。イメージは、ライオンらしい。
他の人はと言うと…。
夜一→黒いドレスの猫娘
リサ→赤いバニーガール
浦原→ドラキュラ
京楽→フランケンシュタイン
浮竹→ジャパニーズおばけ
平子→ミイラ男
修兵→羊
マユリ→白玉
雑な紹介で、申し訳ありません。
話しを戻して。。。
つられは、勿論浦原にセクハラ行為を受けた後そそくさと、台所に戻りお土産に貰ったたくさんのタラの切り身と乱菊から、美味しいと評判のキムチを体力に貰ったので、鍋にしようと思った。
それにしても、鍋がない。
鍋がなければ話しにならない。台所の向こうから、夜一の怒りの声が聞こえてくる。流石にやばいと思い、浦原に聞いてこようと襖を開くと、何か固いものに顔面をぶつけた。
「なにしてんねん」
「し…平子隊長…」
久しぶりに、こんな近くから彼を見た。
顔が赤いのが自分でも、よく分かる。
どうしようか、この胸の音が聞こえてしまったら。。。
「なんや?顔えらい赤いやん、熱でもあんのか?」
1人葛藤してる中、いきなり顎クイをされて頭が真っ白になる。
思わず、平子の手を払う。
「なにすんねん」
「ソレは、こっちのセリフです!いきなり、顎クイて!現世の少女漫画の読みすぎでは?!」
言い方は、キツイが顔が真っ赤なつられを、思わず可愛らしいと思ってしまう。
「なに笑ってるんですか!?」
「いや、顎クイだけでそんな赤くなるんやな」
平子は、つられの細い腰に手を回す。そして、耳元でこう囁くのだ。
「付き合ってた頃は、もっとすごいことしたやん」
ソレをたまたま襖の向こうから、話を聞いてしまった影が2つ。。。