第5章 🎃ハロウィン🎃
〜3時間後〜
嬉しそうにハロウィンの衣装を作る魅甘と、テーブルいっぱいに並べられているつられの作ったご馳走。
雰囲気が大事。と、言っていた浦原は部屋の飾り付けをマユリとしていた。当のマユリは、ほとんど手伝わない。
そこに。。。
「やぁ!」
パーティー時間より、1時間早く来てくれた京楽と、浮竹、平子、修兵、リサ、夜一のメンバーだ。
「あ、いらっしゃいませ!」
浦原は、飾り付けを少しストップしておもてなしをする。
「これ、つまらないものですが」
代表として、魅甘の「彼氏」である修兵が紙袋を浦原に渡す。
「これは!スミマセンねぇ…気を使わせてしまって…何しろ急に言い出したもので…言い出したら、聞かない人たちなモンで…」
イヤイヤ。と、困り顔をする浦原。
「あ、夜一サンも来てくれたんスね!」
「つられのメシが食えると誘いを受けたのじゃ!可愛い、弟子たちの誘いじゃからな!大量の仕事をほっぽって来てしもうたわ!」
豪快に笑う夜一に、思わず尻拭いをしているであろう砕蜂たちが気の毒に思える瞬間だった。
「どうぞ、中に入ってください。つられ!魅甘!お客サンが来ましたよ!」
少し遠い方から、2人の返事が聞こえた。
「いらっしゃい!皆さん!」
ひょっこり、顔を出したのはつられだ。片手におたま、ピンクのフリルエプロン姿(←浦原の趣味)を見に纏う。
「へぇーつられちゃん可愛いね。でも、僕的には、エプロンの下は、はだカッ!……」
「卑猥」
一番早く、つられのエプロンに反応した京楽だが、隣にいたリサの鉄拳を喰らい、痛さに震えていた。
遠くの方から、「できたぁ!」と声が聞こえてきた。すると、今度はダッダッダ!!と、こちらに元気に走ってくる音が近付いてくる。そう、勿論…魅甘だ。
「浦原さん!つられ!そして、皆さん!フフッ!できました!私こと、製作者 魅甘が作り上げた衣装です!!!!」
半分お疲れ気味の魅甘が、両手いっぱいほ衣装を並べた。
「さぁー!どれでも好きなの着てね!」
誇らしげな魅甘の笑顔に、一同拍手をする。
そして、着替える。。。